清順さんは、プラントハンターという稀有な仕事をしている。

インドネシアの自然の中を駆け回っている子どもたちは、その言葉を初めて耳にし、目を丸くしていた。

知らなかった世界に、ふと出会う――

その小さな驚きを、日イの交流のなかで届けられることは、私にとって、ひそやかなよろこびだ。

「人の心に、植物を植える」

それが、清順さんのミッション。なんとあたたかく、美しい言葉だろう。

私にできることは、何だろう。

そう思いながら、そっと願ってみる。

理解の森を、いっしょに育てていけたらいいな。