「とにかく服を作っていたい。」


どんな両極のあいだも軽やかに跳び越え、
彼女は、ファッションをエンタメに変える人。

まるで、風がかたちを持ったように、
彼女の服は、想いを語りはじめる。

彼女が信じるのは、輪の力だ。
小さな想いが波紋になり、世界を動かす。
それはきっと、彼女自身の生き方そのもの。

絵莉香さんの服を着て街を歩いていると、
「素敵な服ですね」
見知らぬ誰かにそう声をかけられることが、何度もあった。

――夢と現実を縫い合わせ、
彼女の想像は、いつも実力を超えていく。