「平和をつくるためのヒントは何ですか」

そう尋ねたとき、返ってきたのは、驚くほどやさしい一言だった。

「人と人が、子どもの頃のように遊ぶことです」

Moeldokoさんは、
インドネシアで国軍司令官と大統領主席補佐官の両方を経験した、唯一の人物だ。

約三十年、この国を、
さまざまな立場から見続けてきた人でもある。

日本の富山県南砺市という村で、
私たちは一緒にスイカ割りをし、餅をつき、
「大きな栗の木の下で」を歌った。

Moeldokoさんは、
「平和」と呼べる時間を、記憶に残してくれた人。